チーム規模について

ひとつの作業単位のチーム(ワークパッケージ・レベル)は、出来るだけ大きくないほうがよい。それはチーム内でのコミュニケーションが多くなり、情報収集が困難になってしまうからである。そうならないために、作業単位のチームで閉じ、チーム間のコミュニケーションを持つことにより、コミュニケーション経路を減らす意味合いがある。また、リーダーが、直接メンバーの状況を把握できる人数が10名ぐらいと考える。リーダーは、現場の空気を感じながら臨機応変に対応できなければ、よりよいプロジェクト管理は出来ない。その限界となるのが個人差はあれどそのくらいの人数であろう。機能を作業単位に分離し、各チームの影響を極力切り離すことにより、チームごとの、自発的な行動を可能とし、リーダーの管轄の下、情報を共有しあい、サポートしあえるチームを構成できるのだと考える。


vol.40

チームを多くしてしまうとその分優秀なサブリーダーが必要となり、そのリーダー群のなかでも同様にコミュニケーションロスが発生した場合、その影響はチーム内のコミュニケーションロスに比べて大きなものになります。チームの規模はリーダー人材の頭数や各チーム間に関連度などを見ながら慎重に決めるべきでしょう。