一歩先行く

リーダーは、一歩先にいかなければならない。プロジェクトは常に歩み続ける。リーダーは、一歩先に起きることをプロジェクトの先頭に立って常に予想し、その対処法を考え、準備しておく必要がある。成功するプロジェクトは、問題がないように見えるが、そうではなく、問題を未然に防ぐから、もしくは、問題が出てもその対処法があるから、問題がないように見えるのである。問題が出てから行動していたのでは既に遅くプロジェクトの歩みが止まってしまう。
先を予想するのは、難しいことである。あるかどうか分からないことを、あれこれ考えてもしょうがないじゃないかとも思う。だが、それこそがリーダーが行わなければならない大事なことである。リーダーの雑務もそうであるが、プロジェクトの歩む足元にものが落ちていないか、歩きにくくないかを常に配慮し、プロジェクトを支えるメンバーが歩きやすいようにすることこそが、リーダーが本来取らなければならない行動であると考える。


vol.51

大げさにプロマネ的に言えばリスク管理になるかと思いますが、ネガティブな側面のリスクだけでなく作業改善や人的ネットワークのケア、なども含まれるかと思います。これらはしっかりした計画と現状の的確な把握と想像力を生かした洞察力によって見えてくるものだと思います。