モバイルにもOSSの流れ?

先日Googleがモバイル向けプラットフォーム「Android」を無償提供することを発表しました。OSにはLinuxが使用されていると言われ、メールやブラウザのアプリケーションも搭載されているといいます。


Linuxといえば、国内の携帯電話でもすでにドコモのプラットフォーム「MOAP」に採用されています。MOAPは(Monta Vista Linux)がベースで、PやNで採用されています。これらは、Monta Vistaの有償OSを元にメーカーの独自チューニングが施されたものだと思われます。


このように組込みではハードとの絡みからどうしてもチューニングが必要になってしまいます。また、組込み(携帯電話といえども)では品質には非常に厳しい面があり、その面でも受け入れられるレベルなのかが気になるところです。そのような面で、今回の「Android」のようなオープンソースなプラットフォームがどのように浸透しどのように発展していくのかは非常に興味のあるところです。


近々MicrosoftはWindows CE6.0 R2を発表するといってますし、ちょっと前に発売されたAppleの「iPhone」しかり、市場のシェア7割を占めるシンビアン陣営もあり、モバイル・プラットフォーム市場争いはこれから注目です。