はじめ その4

今までのような言うなれば”軍国式”プロジェクト管理から脱却し、”人道的”プロジェクト管理を推し進めることにより、個々のエンジニアが今まで封じ込められていた創造力とバイタリティを取り戻した時、それまで押し黙っていたエンジニアは皆生き返り、生き生きと研究・開発に励む。このことは、これまでとは大きく違った付加価値の高い成果が出せると期待する。それこそが、今日の日本に必要なことであり、先には再び世界でたたかえる新たな技術大国日本を見ることが出来るのではないか。
日本のエンジニアは、仕事環境もプライベート環境も貧弱な中で、他国に比べ十分な評価も得られずにがんばっている。少しでも改善およびサポートを行い、創造的で快適な環境を取り戻せるように努力していきたい。


vol.4

これが数年前に私がプロマネをいくつか経験した頃の解でした。
実際に個々の環境の向上に励んだつもりでしたが、思ったような成果はあげられませんでした。今から思えば若気の至りですが・・
それは誰かが何かをしてあげるのではなく、個々がそれを望み、それを推進していくことと両方が必要であることに気づかせられました。


今日のZDNetの記事にも関連した内容が出ていました。
「技術者の育成を、そしてエンジニアの3K環境改善を」--マイクロソフト
http://japan.zdnet.com/go?id=223768&tag=zdnw
以下一部引用

 3Kからの脱却を目指して鈴木氏は、日本でソフトウェアエンジニアが「3K」とされ、「帰れない、帰れない、帰れない」など、さまざまなネガティブな要素を持って語られている現状について、「大変はがゆいことで、何とかしなくてはと考えている」と述べる。同氏は、開発という仕事が本来はクリエイティブで楽しい職業であり、「成功者も多く、世界中の多くの若者がこの世界で夢を手にしている」とする一方で、「日本では、開発の楽しい部分や想像力が生かせる部分が見えなくなってしまっている」と話す。

 なぜ日本ではエンジニアという職業が3Kと呼ばれるようになってしまったのか。鈴木氏は、日本の開発の世界におけるゼネコン的な下請け構造や、マネジメントの問題など、簡単に答えを出すことは難しいとしながらも、「エンジニアの才能を最大限に生かしきれていないことは事実だ」としている。

たまごが先かにわとりが先か、、難しい問題ですね。。