Framework では表せないこと

確かに、Framework は如何なるプロジェクトへも適合するように考えられたベース手法であるから、細かいことまでは記述できない、とゆうことになるだろう。だが、私がここで言いたいことはそんなことではない。Framework では、管理するためのTool 類(WBS, ガントチャート、EVMS etc)の説明はたくさんあるが、例えば、「よりよい人材の採用方法」「人材の適材配置の方法」「士気の保ち方」「チームの編成方法」や「人がより楽しくより効率的に作業を行うには」などの一番重要な点に関してはまったく説明されず、重要性さえも説いていないとゆうことである。


いくつかの講習にも参加したが、ある講習で講師に、「人材の適材適所の配置方法について説明して欲しいのですが?」と質問したら、「それらは経験のなせる技なので説明できない」と返された。その講師は某Top 企業の既に60歳を越えているように見受けられたが、なぜその経験を披露してくれなかったのだろうか。そのほうがくだらない管理Tool の説明よりどんなにか効果があったか知れない。


一番の弊害は、他の純粋な講習者がプロジェクト管理とはこんなことを行えばよいのかと錯覚してしまうことにある。一番大事な人道的管理を知らないまま。


vol.10

拙劣ながら自分でセミナーを行うようになってこの手記をみると、過去の自分に文句を言われているような感じで、奇妙な感覚を覚えます。そうですよね。そんなknow howが欲しいんですよね。それが大事なんですよね。

こんどのセミナーには出来るだけ盛り込むこととしよう。。