1+1=3 な訳

チームを組むからには上述したように相乗効果が無ければ意味が無い。1+1=2 ならそれはチームではない。1+1=3<であるからこそ、そのチームは存在価値があるのである。では、どうすれば相乗効果が上がるのだろうか。チームメンバーは補完しあえなければならない。それは、業務内容であるかもしれないし、私生活であるかもしれない。補完しあえるからこそ、互いの生活や業務に余裕が生まれる。このような余裕は、生活を潤し、業務の内容を創造的なものにする。また、チーム内でなにかしら人間間での支えあいが発生した時点(そのような気持ちをもてた時)に、その人に対しサポートする気持ちを持てる。それらが度重なりごく一般的な現象として定着してくると、チームの文化が醸成されてきた証拠である。そのようになれば、チームにいることが心地よくなり、チームのためにがんばれるのである。

また、チームが明確なビジョンを持ち、チームメンバーがそのビジョンに共鳴出来た時、チームメンバーはチームに対し誇りを持つことが出来る。誇りは、個人の驕りや堕落を消し去り、チームのために一生懸命がんばれるようになる。これらは全て大きなチーム力である。チーム力は、個人では起こせない。チームメンバーのみんなの力が必要である。互いに作用し合うからこそ大きな力となるのである。


チームはひとつのコミュニティである。それらを作るのは誰でもないチームのメンバーなのである。それが出来た時、チームの能力は、2倍にも3倍にもそれ以上にもなる。過去には多くの優れたチームが存在する。よいチームとは全て、オリジナリティを持っており、長い時間存続することが出来る。だが、それらチームの陰には、チームメンバーがよりよい関係が築けるように努力するリーダーの姿があることは言うまでも無い。


vol.12

チームに理想の形は無い。どんな形だろうが、それがうまく補完しあえれば、それはすばらしいチームになる。そこに適材適所が生きてくる。プロマネにはそのような人を見る目、絶妙な勘のようなものが必要でしょう。

ですが、大切なのはチーム結成後にチーム文化を醸成させていくのはあくまでメンバーであってリーダーではないということです。ここを間違えると自己満足なチームになってしまいます。リーダーは水をやり肥料をまいてひたすら黒子に徹することですかね。