チームの賞味期限

主にチームは、プロジェクトとともに編成され、その後は解散されるものであるが、これまで述べたような、すばらしいチーム文化を確立できたチームは、解散すべきではない。これらのスペシャルチームは、そうそう構築できるものではない。このようなチームが確立できると、プロジェクトの成功率は、飛躍的に向上する。ようは、チームの構築自体が困難なことであり、プロジェクト成功のためには、重要であるにもかかわらず、プロジェクトではあまり関心が無い。

このこと自体も問題なのであるが。上述したようなスペシャルチームは、更なる進化を遂げる可能性があり、また新たな人材を育てていく土壌として最適である。このようなスペシャルチームは、チームメンバーが望む間は、賞味期限内と考える。チームからの離脱率や、退職率が増えるようになれば、それは、なにかしらチームに変化が現れたと考えられる。それは、チャレンジングスピリッツが無くなったかもしれないし、チーム文化が、時代に合わなくなったためかもしれないが、ともかく、賞味期限が切れたと判断することが出来る。そうなれば、そのチームは、死んだチームとなり存在意義は無くなる。


vol.20

そこにいて気持ちの良いチームは、なにをやってもやっていけそうな気がします。それは仲間がいて自分がいて自分の能力をいつもいじょうに発揮できそうだと感じるからなんでしょうね。そんなチームにいたことのある人はこの言っている意味が少なからず分かると思います。そうでない人は・・
とにかく、チームのバランスはひょんなことから崩れてしまいます。あくまで組織体ですから、長い間には、それぞれのつごうによって退社もしくは移動する人もいるでしょう。たった一人の移動なのに、たいして重要な位置を占める人ではなかったのに(そう思っていることは問題かもしれないが・・)、バランスが崩れることが多々あります。そんなときにはいさぎよく解散もしくはリフレッシュしましょう。抜けた人の変わりはそうそうむりですから・・