管理者とは究極の雑用

既に述べているが、管理者とは、如何にメンバーが気持ちよく作業できる環境を整えられるかが仕事である。そのためには、体を使ってでも、神経をすり減らしてでも、行うべきものがある。だが、世の中の管理者は、幻想に犯され、見栄を捨てれずに、机上から指示を出すことだけしか行わない。これでは、メンバーのためにもならないし、メンバーもついて来ない。


じゃあ、何をすべきなのかと言うと、なにもコピーなどの用使いをしろといっているわけではない。ビジョンを練り、スケジュールを考え、メンバーと同じ方向を向けるように提供するのも、管理者の仕事である。そのスケジュールに必要なことで、目に見えていない、メンバーの障害になること、効率化に影響を及ぼすことを事前に察知し、近い将来の為に対処を打っておくことが、管理者の雑用である。目に見えないからといって、目に見えるまで放置している怠慢な管理者が多すぎる。これでは管理者失格である。


vol.25

未来は想像することしかできませんが、あれこれ悩んで考えて、こんなときにこんなことをしなきゃとか、こんなんなったらまずいなとか、いろいろ四六時中考えているうちに、おのずとそのように未来が創造されていく。そんな人が先見性がある人なんて言われるのではないでしょうか。